彼らは交渉の席には着かず強硬手段に訴えています。尖閣:香港船の7人上陸 14人を逮捕…不法入国容疑
毎日新聞 2012年08月15日 21時52分(最終更新 08月15日 22時38分)
尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領有権を主張する香港の民間抗議船が15日、尖閣諸島・魚釣島に接近し、午後5時半ごろ、7人が泳いで魚釣島に上陸した。第11管区海上保安本部(11管、那覇市)によると、2人はすぐに船に引き返した。島で待ち受けていた沖縄県警が、残った5人を出入国管理法違反(不法上陸)容疑で現行犯逮捕した。11管は船に残っていた9人を同法違反(不法入国)容疑で現行犯逮捕した。佐々江賢一郎外務事務次官は15日夜、中国の程永華駐日大使を外務省に呼び、「尖閣諸島沖領海に侵入したのみならず、魚釣島に不法に上陸したことは極めて遺憾」と強く抗議した。
抗議船は漁船「啓豊2号」で、12日に香港を出港した香港の民間団体「保釣(尖閣防衛)行動委員会」の船とみられる。沖縄県警は、5人の身柄を海上保安庁の巡視船で那覇市に移送する。11管によると、尖閣諸島に外国人が上陸したのは、96年10月、04年3月に続いて3度目。04年の前回逮捕時、日本政府は逮捕2日後に身柄を入管当局に引き渡し、入管が強制送還した。今回も前例にのっとり、強制送還の手続きを取るとみられる。
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