島国ニッポン、技術大国ニッポン島国まるごと支援…日本が環境技術提供へ
読売新聞 6月29日(土)20時49分配信
地球温暖化とサンゴ礁保全について話し合う国際会議(環境省、沖縄県主催)が29日、2日間の日程で沖縄県恩納村の沖縄科学技術大学院大学で開幕した。
モルディブやパラオなど約15の国や国際機関から約300人が参加。石原環境相は、島嶼国(とうしょこく)に対し、日本の優れた環境技術を包括的に提供する「島国まるごと支援」を行うと表明した。
まるごと支援は、安倍政権が掲げる「攻めの地球温暖化外交戦略」の一環。11月にワルシャワで開かれる気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)に向け、海面上昇など温暖化の影響を受けやすい島嶼国との連携を深める狙いもある。
日本は、〈1〉太陽光や風力など再生可能エネルギー〈2〉汚水・廃棄物処理〈3〉サンゴ礁保全――などの分野で高い技術力があり、人材育成も含めて技術を提供することで、島嶼国の環境改善に貢献していく。例えば、廃棄物処分場から流れ出る汚水でサンゴ礁に悪影響が出ている国には、太陽光発電で水処理を行う施設の提供を検討する。
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