歴史ロマンですね。<肉食恐竜>ゴビ砂漠に最大の営巣地…8000万年前
毎日新聞 11月3日(日)7時10分配信
モンゴルのゴビ砂漠東部にある白亜紀後期(約8000万年前)の地層から、獣脚類恐竜(肉食恐竜)の世界最大級の営巣地が見つかり、北海道大の小林快次(よしつぐ)准教授が2日(日本時間)、米ロサンゼルスで開かれた米国古脊椎(せきつい)動物学会で発表した。【千々部一好】
◇北大など調査
営巣地は、獣脚類のテリジノサウルス類のものとみられる。幅22メートル長さ52メートルで、河川の扇状地で見つかった。巣は18カ所あり、球形の卵(直径約13センチ)3~8個もあった。獣脚類は単独生活していたと考えられてきたが、産卵期は集団で過ごしていたとみられる。
小林准教授によると、獣脚類恐竜の営巣地は米モンタナ州やポルトガルでも見つかっているが、これだけ大きな営巣地は初めてという。
調査は2011年に、北大とモンゴル科学アカデミーが共同で実施。小林准教授は「テリジノサウルス類の卵化石の中にはふ化した跡も見つかり、ふ化率は7割以上。営巣地で集団生活し、外敵から卵を守りながら子孫を増やしていた」と話している。
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