中学生環境サミット:日米中「手つなぎ行動」
「水」テーマに研修し発表 /三重
8月7日11時13分配信 毎日新聞
四日市市と中国の天津市、米国のロングビーチ市の中学生らが環境問題について考える「中学生環境サミット」が6日、四日市市桜町の国際環境技術移転研究センターで開かれた。各国4人ずつが2日から一緒に研修した成果を発表した。参加者は最後に「美しい地球を守るため、私たちは手をつなぎ輪となって行動していきます」との宣言を3カ国語で力強く読み上げ、国を超えた取り組みを誓い合い、閉会した。
サミットでは、初めに国ごとに母国を紹介した。2人ずつ混成の2グループに分かれた共同発表では「水」を主題に研修を通して学んだ内容を一人一人がそれぞれの思いを込めて披露した。ゴミを捨てない、水の節約、合成洗剤の使用抑制などの大切さを訴える発表が多かった。
天津市の李英東さん(15)は「言葉の壁はあったが、一生懸命話し合い、友達もたくさんでき楽しかった。各国の状況を知り、一緒に行動しなければいけないと感じた」と語った。また、四日市市立桜中の中村栞さん(14)は「四日市で公害が起こったことも、今ではウミガメが産卵に来るまでになったことも伝えられた。サミットに参加したみんなで環境を守っていきたい」と話していた。
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